本日ご紹介するのはサイパン島のマグネットです。

厚みがあって実物はもっと素敵☆


さてさてさて。

4日目のサイパン。
飛行機がマシーントラブルで
飛ばないってアナウンスのところからね。

私はまだ機内に居ます。

アナウンスで、まずは
アメリカ市民から降機が許されました。

そして、JTBとかツアー参加の人が降りて行きました。

その後、ESTAを持っている人が続きます。
私はESTAを持っていましたが、
持っていない旦那に合わせて一緒に機内で待機。
別の便で帰ることになったら面倒だしね。

残りは
出国カードを返却してもらった人から降機。

またサイパンに入国しちゃったよ。

ツアーの人たちは、
大型バスに乗って早々空港を出てた。
航空券も宿泊施設もツアーがアレンジしてくれるんだって。
こういう時、楽でいいな~と。

私たちは個人旅行なので
チケット振り替えのために、デルタカウンターに並びます。

アメリカ市民、ESTA保持者の後で
随分、出遅れたので
私たちはかなり後ろの方・・・。

何時間待つのかな。
そして、どうなっちゃうのかな。

デルタスタッフと
どんな会話をしているか
一生懸命読み取ろうとする。

1グループ大体10分~30分くらいかかっている。

初めに出たアメリカ市民らしき人たちは
すぐに空港から出て行った。

その次に並んでいる日本人は
後ろに行けば行くほど、
不満そうな顔をしてカウンターを離れていく。

不安。

何が起きてるのだろう。

暫くすると、後半の乗客は
デルタ職員から、
機内用の枕とブランケットを渡されていた。

Oh,
my
fu*king
God!!


それって。

それって。

空港で寝ろってことでは?


3時間ほど待った後、
いよいよ私たちの番に。

カウンター担当は中堅どころのダイアン。

こんな感じの人。

彼女はそれまでの3時間で
お客にコテンパンにやられたんだろう。

もう、ひどい顔をして
口調も荒くて
客の私たちに、かなり高圧的だった。

「エンジントラブルでフライトは欠航よ。
次のフライトに振り替えるから
チケット出して!」

態度の悪さにイラっとしたけど、
落ち着いてチケットを渡す。

そして彼女は続ける。
「明日も台風で欠航になったから、
次のフライトは明後日よ。」

「え!?!?!?! あさって?
今日明日、私たちはどうすればいいの?」

と私は尋ねる。

ダイアン:
「ホテルが満室でこちらでは用意できない。
あなたが自分で探したら、今日分はデルタが払う。
見つからなかったら、空港で寝るしかないわね。」


マグネットらばー:
「え?ホテルに泊まれないの?」

「だーかーらー
どこも満室で取れないって言ってるでしょ?
ちなみに明日のフライトは天候が理由だから
ホテル代、デルタは負担しないから」

(マシーントラブルの場合は宿泊代や足代が出ますが、
天候が理由の欠航は一切出ません。)


ダイアンの態度は最悪だけど
ここでなんとかしろって言っても
どうにもならない。

新しい航空券、
そして枕とブランケットを握りしめて
不安な気持ちのまま、窓口を離れる。

ホテルを見つけたら払ってもらえるんだよね?
どのホテルでも良いって言ったよ(金額制限もなし)。

すぐにホテルを検索するも
ダイアンの言うとおり、
サイパン中のホテルはほぼ満室だった。

復興作業中のアメリカ軍や
不便な思いをしているサイパン市民に
ホテルが部屋を開放してるので
本当にホテルに空室がなかったのだ。

空港で2日も寝泊りするのかなぁ。

そんなのいやだよー。
絶対無理だよー。

運とタイミングが悪すぎた。

ホテルがないってさ!!

でも諦めずに、片っ端からホテル空室検索を続ける。

そしてついに!
agodaというホテル予約システムで
ビクトリアホテルに空室を発見!!

他の人に先を越されるのでは?
と焦りで手が震えるのを必死に抑えながら
なんとか予約完了

2泊で4万円。
パニクって、2部屋予約してた。汗
まぁいいや。デルタは空きがあれば払うって言ってたし。

予約確認のメールを開きつつ、
またダイアンの元に戻る。

マグネットらばー:
「ビクトリアホテルの予約が取れました。
ホテルのバウチャーください!」


メールを見ながらダイアンが放った言葉。
「agoda?あなた、事前にカードで支払ったの?
それは対象外よ!!
さっき言ったじゃない!!
『ホテルを見つけたら私たちに知らせろ』って。
私がホテルに直接電話して予約しないと払えないわ。
あなたのホテル代はデルタは払いません!」

はっ?
もうキレていいっすか?

マグネットらばー:
「予約しちゃダメなんて一言も言ってないよね?
先払いしたら払わないなんて聞いてない。」


ダイアン:
「(呆れ顔で)だから、払えないんだってば。」

マグネットらばー:
「それほおかしい。一泊分は払うって言ったんだから約束は守ってよ。
私はagodaの予約をキャンセルするから
あなたはビクトリアホテルのバウチャーを発行して。
あとは私がホテルに直接交渉するから。」


ダイアン:
「OK! OK! 
でもビクトリアがデルタバウチャーを
受け取るかは私は知らないからね!

バトル。
多分怒りで声が震えてたと思う。

100名くらいがホテル難民のこの環境で
空室を見つけてすぐに予約しなかったら
誰かにとられておしまいじゃないか。
そんなの不可能だよ。

半べそかきながら、バウチャーが発行されるのを待つ。

すると、後ろの方で
「何時間待たせるんじゃ、ゴラー。
こっちはタクシーに3時間も待たされとんじゃ!!(日本語)」
という日本人男性の怒号が。
小さな空港にしばらく響き渡る彼の怒り。

あ、キレてる。
私よりもっとキレてる。

カウンターで数時間も待たされ、
そのあと、タクシー待ちで約3時間も待たされているらしい。

私の窓口担当ダイアンは
その直後にポリスを呼んで言い放った。

「デルタはできることは全てやっている。
なのに忍耐強くない客がキレてるから、
次に騒いだら何とかして。
彼らの対応にこっちだって疲れたわよ。」

何とかしてとは、イコール捕まえちゃってってこと。
サイパンといえどもアメリカなので
少し騒いだだけでもすぐ留置所行き。

デルタに対して
ハラワタ煮え繰り返る。
忍耐強くない客?
疲れた?

ふざけるな!!

もう本当に腹立たしかった。

でも人のことにかまっていられない状況。
彼が捕まらないことを願いながら、
バウチャーが印字されるのを待っていた。

後日談だが、
キレた彼は捕まることなく
無事にホテルに行けたそうだ。

実は私たちは、別日に
彼を乗せたタクシーに偶然乗り合わせ、
運転手から事情をきくことができた。

デルタから保証されてるタクシーチケットは
1人10ドルまでと制限がある。
彼らはカップルだったから20ドル分持っていた。

ところがキレた彼が予約したホテルは
空港から片道50ドルの距離にある。

つまりだ。
タクシーの運転手は、50ドル取れる距離を
20ドルで行かねばならない。
さらにデルタのバウチャーはすぐに換金されず
何枚もの申請書を提出した2ヶ月後に
運転手に振り込まれる。
なんとも面倒な上に
商売あがったりな作業。

キレた日本人は初めから、
何時間も避けられていたというわけだ。

ほとんどの運転手はやってられないと
仕事をボイコットして
家に帰ってしまったそうだ。

私は運転手に
「あなたは行ってあげたんだね?」
というと

その運転手は
「彼らも困ってたからね。
こんな時だからこそ助け合わないといけないと思って、
僕は行くことにしたんだ」

泣ける。
キレちゃった人の気持ちも分かるけど
どうか、運転手たちの事情も分かってあげてほしい。

そうだ。
全部はデルタのせい。

送ってあげたあの運転手に
素晴らしいことが起きるように願うばかりだ。


そして話は私のことに戻る。

とりあえず、バウチャーは発行され、
ビクトリアホテルへ向かった。

この写真は最終日に撮影したので明るいが
実際はもう22時で真っ暗。
台風のため、雨風が強い。

ホテルには空港で見かけた顔があった。
日本人の男性グループ。
その先客がすべてデルタバウチャーの説明を終わらせてくれているだろう。

私たちの番になって、
自分の名前を言ってチェックイン。

すると、

「ごめんなさい。あなたの予約は確認できないわ」

え?さっきAgodaで予約したけど。

「この停電でagodaとうちのシステムはつながってないのよ。」


それを聞いた旦那が、膝から崩れ落ちた。

真っ暗で台風の中、どうすれば良い?
他のホテルはもういっぱいだし。

半泣きで私は言う。
「ほんの一時間前に予約したから
まだ反映されてないだけかもしれない。
私たちはもうお金も払ってます。
ちなみに部屋はありますか?一泊でも良いです。」


ホテルスタッフは裏から予約表を持ってきて
暫く考え込む。

なんとかギリギリ調整し1室用意してくれた。

ハ、ハハハ、
ハハハハハハ。

なんとかなった。

旦那はもう一度空港に戻るしかないと
考えていたようだ。

デルタバウチャーに関しては
「明日、ボスに確認しないと使えるかは分からない」
と言っていたけど、
例え自腹になってしまっても
ここに泊まろう。いや、泊まりたい。

最後までこのホテルが残ってた理由は
停電でデルタからの電話を取れなかったから。

実はビクトリアでも計画停電があったのだ。
まさか、停電に助けられるとは。

色々助かった。
本当に助かった。

14時に空港に着いてから約8時間。

もうぐったり。

でもまだ、仕事は残ってる。
Agodaにキャンセルの電話をしないと。

2室も予約しちゃったから、
1室の2泊分と
もう1室の1泊分をキャンセルする必要がある。

キャンセルポリシーなんて読む時間なくて
ルール分からずとりあえず電話。

中々この事情を理解してもらえなくて手こずったけど
すぐ電話をかけたのが功を奏したようだ。
一泊一室のホテル代だけ自分たちで支払うことになった。(40,000円→11,000円)

どっちみち天候理由の欠航はホテル代は自腹だったから、ギリギリのとこで結果オーライ。
(ちなみに2泊目はデルタバウチャーで払えることになった。)

あゝ
なんて日だ!!

あと2日もサイパンに居ることになるなんて。。。

つづく